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着替え終わり教室に向かう。
「めっちゃ髪の毛濡れてるじゃん。風邪ひくよ。」
「うん。タオルないからどうしようもない。」
「保健室に貰ってこようか?」
「いいよ、自分で言ってくるから。」
「わかった。」
「…… 保健室ってどこ?」
「あ、、一緒に行こうぜ!せんせ! タオル貰ってくる。」
「早く帰ってこいよ。」
「うい!」
保健室でタオルを貸してもらい、後日洗って返すことにした。
「水も滴るいい男ってこういうことを言うんだな。」
「やめてよ、おちょくってんの?」
「違う、褒め言葉だよ!」
5限目の用意、、ないな、、
数学の教科書が見当たらない。
『探してんのはこれ?』
ゴミ箱には僕の、シャーペンやボールペン、教科書、が捨ててあった。
どれも壊れたり破れたりしていて使えそうにない。
「そうそう、これ。ありがとね。探してたの。」
ゴミ箱から取り出して、机に戻す。
『汚ぇな笑 平気でゴミ箱に手を突っ込めるとかやばァ笑』
伊佐久さんが入ってきた。
「伊佐久先生。」
「どうしたテクノ。」
呼び捨ては初めてだ。
ちゃんと、平等だ。
「教科書こんなんになっちゃいました。 シャーペンも、ボールペンも使えそうにないです。」
「…誰がやった?」
シーンと静まり返る教室。
さっきまで騒がしがったのに、
「誰がやったのかって聞いてるんだ。」
静かに怒っている。
「教室内で起こったんだ。今日は移動教室も無いはずだが? 誰も見ていないわけが無いだろ?」
授業開始のチャイムがなった。
「授業を始めるが、怪しい行動をしているやつを見たら言いに来るように。」
先生の鏡だな。
「テクノは涼に見せてもらえ。」
「わかりました。涼、見せて」
「いーよー。大丈夫か?」
「うん。大丈夫。」
人に貰ったものじゃなくて良かった。
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