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「おまたせ。んじゃ、観ようか」
「はい。」
ホラー映画は初めてだ。
ホラー小説すらも読んだことがない。
『う゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛』
身体がビクついた。
まって、めっちゃ怖い。
心臓飛び出る。
『ぎゃァァァァァァァァ!!!』
落ち着いてきたと思ったらまた怖い。
もう見てられない。
目をつぶろう。
耳も塞ぎたい。
でも、気になる。
『ァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!』
伊佐久さんの方を見ると普通に見ている
僕とみてるの違うんじゃないの?
ホラー得意なんだな。
映画も終盤だ。
やっと終わる
『ぎゃァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!』
ラストにグロいものが!
怖すぎて声も出ない
頭が、腕が、足が!
「面白かったね。」
映画を見終わり伊佐久さんが話しかけてきた。
「もう二度と見たくないです。」
「すごいビビってたもんね。」
「こんな怖いと思ってなかったです。」
「ホラーって言ってるんだから怖いに決まってるでしょ。怖くないホラー映画とかないからね笑」
「初めて見たんです。避けてきたって訳じゃないですけど、見てこなかったんです。」
「可愛かったよ。」
「何かにつけて可愛いって言うのやめてください。」
「感想を述べただけ」
「述べなくていいです。」
「いいじゃん家なんだから。」
「外でやったら怒ります。」
「どうやって?」
「2週間は口聞かないです。」
「それは堪えるな、、」
「ていうか伊佐久さん、自分の家はどうするんですか?」
「あぁ、、一応帰ったりしてるよ。仕事帰りにちょっと寄るだけだけど。」
「無理してこっち住まなくていいですよ」
「無理してないよ笑」
「ならいいんですけど。」
「んじゃ、ご飯食べようか!」
そう言って伊佐久さんはご飯を作り始めた。
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