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再呪 羂索 羂索✕悠仁
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宿儺と分離した俺を誰も見向きもしなくなった
高専の皆は一般人である俺を守る方に徹した
「俺の事は放っておいて良いよ」
宿儺を倒すのに人手は多い方が良い
伏黒の背中を押す
「俺も自分の呪力はあるから」
ある程度の呪霊を祓う位は出来る
「それよりあいつだ」
「わかった。でも玉犬は置いていく」
側にいる黒い犬
「ありがとう」
礼を言い見送った
「玉犬」
玉犬の側に座る
「脹相の事が気になるな」
天元の側で護衛をしていたが
「や、待たせたね」
「…っ!羂索!」
警戒を見せるも羂索は笑顔のままで
「まだ怒ってる?迎えに来るのが遅かった?」
近づいてくる羂索に玉犬が唸り牙を剥く
「邪魔だ!」
見下ろす羂索に
「玉犬に手ぇ出すな!」
悠仁が庇う
「あのねえ。それはそれは生き物じゃないし、私はお前の敵でもない。私達は親子なんだから仲良くしよう」
再度手を伸ばすも玉犬が悠仁を守る
「あんたにとって俺はもう必要はない猿だろう?」
宿儺と分離した今
呪力も低く器として役割も終わった悠仁
「もう俺の役割は終わった。夏油先生もそう思う筈だ」
「自分をそんなに卑下するものじゃない。お前の能力はそれ以上だ」
人を惹き付ける
「お前の人たらしの才能は最高だ。私はお前が惜しくなった」
「俺も脹相も勝手に棄てたくせに!」
「ああ、それはすまなかった」
「ぎゃんっ!」
玉犬が呪霊払い除けられる
「玉犬!」
玉犬を呼ぶ悠仁を後ろから抱き締める
「悠仁、一緒に家に帰ろう。お兄さんも待っている」
いつの間にか現れた傷だらけの真人
「いやぁ参った参った!脹相の他に何かおっかない女が居て手こずった」
真人が肩に担いでいるのは
「脹相!」
意識の無い脹相に悠仁は呼び掛けるも脹相は答えず
「ほらほら、お兄さんは疲れているんだからおとなしくして」
羂索が触れると悠仁も意識を失う
「お前も疲れてるんだね」
気がつくと羂索の部屋のソファで
「脹相!」
誰も居ない事を確認し、廊下に出る
「脹相!」
廊下に立ち尽くす脹相にしがみつく
「ごめん!俺…」
話しかけるも脹相は面倒くさそうに
「俺はお前に興味はない」
言い放ち胸に小瓶を抱えていた
「あ、そうか…」
脹相は弟達が全てで
「ごめん…邪魔し…」
ゴトンッゴトンッ
脹相の腕から瓶が落ちていく
「あんたの弟達が落ちた!」
悠仁が慌てて拾うも脹相は気にも止めず
「脹相」
現れた真人が呼ぶと真人にすり寄る
「ごめんね。君のお兄さんは俺以外見向きもしなくなったんだ」
脹相の頭を儺で笑う
「良いだろ?脳を弄って煩わしい事を全部除去したんだ」
「ふざ…けんな!あいつは弟達だけが生き甲斐なんだ!なんて事をしたんだ!」
怒りで真人を殴ろうとするが
「真人に手を出すな!」
脹相が拳を構える
「脹相!」
「脹相の欠点は弟思いが強くて周りが見えなくなるところだ」
羂索が脹相髪を撫でながら笑いかける
「だがその愛を変換してやればこの通りだ」
真人のキスも抵抗せずに受け入れる
「止めろ!」
悠仁が止めるも
「お兄さんにとってはあれが一番なんだよ。お兄さんの苦悩、実力以上に頑張りすぎて命までかける。可愛い息子をこれ以上傷つけたくないからね」
羂索が現れ脹相を撫でる
「お前ももう器の役目は終わったんだからここでゆっくり…」
「ふざけんな!」
羂索の腕を振り払う
「脳を弄るなんて!脹相を元に戻せ!」
無駄だと知りつつも拳を繰り出す
「そういうの無駄だって分かっているよね?」
触手のようなものに腕を絡めとられる
「このっ!」
腕を振り回すもびくともせず
「あまり暴れたら危ないよ?」
ヌルッ
「あっ!」
ズボンの中にぬるりとしたものが侵入してくる
「お前にはこっちの方が良いね?」
「俺達も行こうか。今日もたっぷり可愛がってあげる」
真人が脹相を連れていく
「脹相!脹相!」
悠仁は必死で腕を伸ばすも脹相は振り向きもせず
扉は閉まった
「あんた!脹相に何をしたんだ!」
拘束されたまま怒鳴り付けるも
羂索は笑顔のままでこめかみをつつく
「あの子は優秀な受肉体に育ったが人間臭い部分が強かった」
弟達への愛で
「君達弟が枷になって彼は十分実力を発揮できなかった」
「違う!弟の為に兄貴として強くなったんだ!」
兄として弟達の手本となっていた
「あいつの強さは弟への愛だ」
「まあそれも呪いだね」
悠仁の頬を撫でる
「お喋りは終わりだ」
そのまま悠仁の唇にキスをしようとしたが
悠仁は顔を背ける
「あんたとの契約は終わった」
「そうだね。でもこういうのは理論的ではないだろう?」
「んっ!」
ズボンの中に侵入してくる呪霊の触手に頬を赤らめる
「ゃ…あっ!」
身を捩るも触手に足首を固定され
開かれる
「ここは嫌だっ!脹相が近くにいる!」
先程脹相を連れて真人が入った部屋の前で
「良いよ。どうせあの2人だって真っ最中だ。それに」
くちゅっ
ズボンから飛び出したぺニスに触れる
「あっ!」
「お前も我慢できないだろう?」
震える悠仁の頬を舐め
後ろにも指が潜り込む
「ぅ…」
唇を噛みしめ耐える
「うん?宿儺がお前と分離した時にお前の顔が治ったのは知っていたけど」
ぐりゅっ
「うあっ!」
「ここまで処女に戻して貰ったなんてね!」
楽しそうに笑いながらもアヌスを容赦なく責め立てる
「あっ!あっ!」
身体は宿儺を取り込む前の状態に戻ったが、快楽を感じるポイントは覚えていて
「良いね。身体は処女だけどイイ所は覚えてるんだ」
「あ…ぁ…」
ビクビクと震える内股を撫でる
「呪霊に任せるつもりだったけど」
「やだっ!やだぁっ!」
足の間に侵入してくる羂索に抵抗を見せる
「良かったね。2回目の処女喪失も夏油君だ」
「やああああーっ!」
ずちゅっ
ずちゅっ
「あぐっ!ああっ!」
体内を押し開いていくぺニスに悠仁は腰を引き逃げようとするも
「ダメだよ」
羂索は悠仁の腰を掴み引き寄せる
「ひぐっ!」
「私も我慢が出来ないんだ」
ずんっ
「あっ!ああっ」
ずちゅっ
ずちゅっ
「あんんっ!」
急に奥まで突かれ
悠仁は声を押さえきれず
羂索にすがり付く
「あっ!は…」
「悠仁」
「んんっ!」
耳に当たる掠れた声
「げと…せんせ…」
大好きな男の声
「うん。愛してるよ悠仁」
「ぅ…それは嫌…」
ずっと拒絶し続けた言葉を囁かれる
「君が呪いを解放してくれたからね」
いくらでも言える
と羂索は笑い
「愛してる悠仁」
悠仁にキスを落とす
「愛してる」
「だから嫌だ!っひ!」
体内のペニスが膨らんでいく
「やだっ!やだっ!」
首を振り
羂索を拒絶する
「暴れちゃダメだよ」
悠仁を抱きしめ
「愛してる悠仁。ずっと離さない」
「やだああああーっ!せんせぇーっ!」
悠仁は叫び意識を失う
「それは夏油君?」
気がつくと以前と同じ部屋のベッド
そばには
「脹相」
脹相が椅子に座っていて
「お前の部屋の椅子を借りている」
「あ、うん」
テーブルの上には脹相の弟たちの瓶
「アレは真人が置いていった。大事なものなんだろう?」
ズキッ
「うん、兄貴達だ」
脹相が最も大事にしていたもの
「そうか」
無表情の脹相を見つめる
自分に全く関心がないと語っている
きっと真人の命令でここにいるだけに過ぎない
「あの…嫌じゃなきゃ…本当に嫌じゃなきゃ…手…握って良い?」
「?構わないが」
差し出してきた手を握る
「やっぱりあんた優しいね」
人間の様に温もりのある手を握り涙を落とす
「俺、好きになる人間違えた」
ずっと側にいて弟と思い込み
勘違いとはいえ惜しみ無い愛情を与えてくれた
「今までごめん。ありがとう脹相」
どくんっ
脹相の心臓の鼓動が跳ね上がる
「ぁ…」
目を見開き唇を震わせる
「脹相?」
(俺は何をしていた?)
弟達を蔑ろにし末弟を泣かせて
「ゆ…ぅじ…俺は…何を…?」
片手で頭を押さえながら脹相が呻く
「脹相!脹相!」
泣きながらすがり付く
「ごめん!ごめん!俺…」
「お前のせいじゃない。悪いのは…」
悠仁を撫でていた手が止まる
「凄いねえ、お兄ちゃんと言うのは!」
脹相の頭を鷲掴みにした羂索が笑う
「羂索!お前!」
「折角お前の呪いを解いてあげようと思ったのに」
やれやれとため息を吐く
「ふざけるな!俺の弟達への思いは呪いではない!お前の存在が俺の呪いだ」
もがき腕を離そうと暴れる
「俺から家族を奪ったお前が許せない!」
「私もお前の家族だよ」
羂索が力を込めると脹相の腕の力が弱まり
腕が下りる
「脹相!」
「大丈夫。死にはしない。ただもっと強い呪術をかけただけだ」
ぐったりとした脹相にキスを落とす
「この子も私の可愛い息子だと言っただろう?」
「…返せ…」
意識のない脹相の手を強く握る
「ああ、夏油君の体?勿論返すよ。新しい体を見つけたらね」
「違う…」
「ゆう…じ…」
無意識に自分の名を呼び涙を流す
「兄貴を返せ!」
俺は本当に好きな人を間違えてしまった
「悠仁、愛してる」
「先生、大好き」
俺の呪いが全てを狂わせた
終わり
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