アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
8
-
男とキスするのは初めてだ。俺はゲイでもバイでもない。
「梶さん。息上がってますよ。」
「わかってる!いちいち言わなくていいわ!」
「怒られちゃいました。」
ハハッと嬉しそうに笑う生徒会長の頬は赤い。やっぱり俺のことが好きなんだな。俺は全く好きじゃないけど。
「なぁ、早く家に帰りたいんだけど…。」
俺がそういうと、生徒会長の動きは止まる。え、俺何か地雷でも踏んだ?いや本音言っただけだし。
「駄目です。」
「は?」
今度は俺の動きが止まった。
「家帰りたいんだけど。」
「駄目です。」
「家に帰らせてください。」
「駄目です。」
「帰らせろ。」
「駄目です。」
「家に、」
「駄目です。」
ふざけんな!俺は早く家帰って部屋中にあるカメラぶっ壊して実家にいる父さん母さんに電話して元気にやってるって伝えなきゃいけねぇんだよ!あ゙!?誰だ今鼻で笑った奴!
「今日から此処が貴男の家です。」
「え、いや…嘘だろ?」
「本当です。」
そう言われた瞬間、俺の腰が引かれて俺の身体は生徒会長とくっつく。
そして肩をポンと押される。
ドサッとと音がして、俺は仰向けに倒れた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 451