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「へ...?今なんて?」
「だから、やだって言ったの。あんなに好き勝手煽っておいてやっぱり無し、は据え膳じゃない?」
言われた言葉が理解できなくて聞き返せば、小鷹先輩はケロッと言って退けた。
「や、でも、先輩には右那がいる、し...」
「それでも誘ってきたのは左那くんでしょ?今更怖気付いたって遅いよ」
吃りながらも必死になんとかしようとするけど、先輩はどこ吹く風で。俺を責めるような目で見たと思ったら距離を詰めた。
「やっ、先輩!」
「逃げないで。こういう事、俺としたいんでしょう?」
腰に手を回されてそのまま引き寄せられて、抱き込まれる。小さく抵抗しても体格差で抑え込まれてしまう。
「お願っ、考え直して下さいっ...!」
「だからもう遅いの。共犯者だよ、俺たち」
ギラリと小鷹先輩の目が光ったような気がした。
顎を掴まれて、上を向かされる。そのまま先輩の唇が重なった。
「ンッ、っ、ふぅっ、んんッ——!」
冷たい唇の隙間から、ぬるりと熱い舌が入り込んできて俺の舌を絡め取っていく。
何とか逃げようとしても、しつこく絡め取られて吸われたと思えば上顎をくすぐられる。
息をしようと必死になればなるほど、唾液が顎を伝ってその感覚でさえ敏感に拾った。
解放される頃には、先輩にしがみついて立ってるのがやっとだった。
小鷹先輩は俺の唾液を掬って、柔らかく微笑んだ。
「キスだけでこんなに蕩けちゃうんだね。右那のお兄ちゃんがこんなにえっちな子だなんて知らなかったなあ♡」
逃げられない、そう思ってしまった。
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