アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
出会い
-
side夕姫
___ふわふわして気持ちいい…ずっとこのままでいたいな〜…
「う〜ん…あれ、ここどこ…?」
「___ガチャ あら、お目覚めになられたのですね」
「っえ…と、だれ、ですか…?」
「初めまして。私はメリーと申します。ここのメイドでございます」
「メイド…メリーさん?」
メリーといった女性は、the・メイドの格好をしていた
身長は175センチは余裕でありそうなほど身長が高い
(女の人ってあんなに身長高かったっけ?)
「今団長様をお呼びいたしますね___ガチャ」
(団長様ってだれだろう)
メリーが部屋を出て行って、夕姫は周りの様子を見渡すと、
この部屋が見たことのない豪華な外国風の部屋だと言うことがわかった
「わぁ、すごい…」
あまりに豪華で思わず声が漏れた
しばらく部屋を見渡していると、再びドアが開く音がした
メリーがドアをあけ、知らない男の人が入ってきた
「__ガチャ それでは私は失礼します」
「ああ、ご苦労だった」
男の人はそういってメリーはどこかへ行ってしまった
(え、この人と2人きり?!)
「具合は大丈夫か?」
そうきいた男の人は、金髪で綺麗な青い目をした超イケメンだった
(わぁ、漫画に出てくる王子様みたい)
男の見た目に見惚れていたため、質問に返事ができなかった夕姫に、男がもう
一度質問してくる。
「体調は大丈夫かと聞いている」
「ふぇっ?っっケホッケホ」
少し威圧的な口調で聞かれ、おどろいた夕姫は、喉が渇いていたこともあり
むせてしまった
口を両手で押さえて咳を止めようと我慢する
すると男は夕姫の背中に手をあて優しくさすってくれた
「我慢しなくていい。」
(あれ?怖い人かと思ったけど優しい人なのかな?)
よく電車などで男の人に痴漢されていたため、男性に体を触られることが
嫌いだったが、なぜかこの男の人は全く嫌な気はしなかった
(むしろ安心する…)
「大丈夫か?」
「はぃ…あの、水はありますか?喉乾いてて…」
すると男は無言でベッドの横にあったテーブルに置いてあるグラスを取り
夕姫に渡した
夕姫は貰った水をコクコクと勢いよく全て飲み干した
「ップハ ありがとうございます」
「そんなに喉が渇いていたのか?」
「はい…森を抜けようと必死に歩いてたんですけど、
暑いし朝からずっとなにも口にしていなかったので…あの、ここはどこですか?」
「そうか…ここはリーズリンド王国の王城にある来客用の宿泊部屋だ。」
「王城…」
「名前はなんと言う?」
「あ、僕花宮夕姫です!」
「ハナミヤ?」
「あ、えと、名前が夕姫です」
「ユキと言うのか。私はシド・ウィスタリアだ。この国の第一騎士団の団長をしている」
「き、きしだん??」
「騎士団を知らないのか?」
「えと、僕多分別の世界から来て…」
「別の世界?どう言うことだ?」
「僕にもよくわからなくて…僕気がついたらあの森の中にいて、とりあえず人を探そうと思って森を抜けようと歩いてたら、妖精さんたちが現れて僕に『君は精霊の愛し子だよ』って言われて…妖精さんに森の出口を聞いてまた歩いてたんですけど、途中で体力がもたなくて……だからどうして僕が今ここにいるのか
全然わからないんです…ぼく…っ…どうしたらいいの?…ッグス…ふぇ…ッグス」
「落ち着け。大丈夫だ。」
シドはそう言って夕姫の頭を優しく撫でた
それからしばらく泣き続け、ようやく落ち着いてきた
と言うところで部屋のドアが勢いよく開く
「__バンッ お!目覚めたかおじょーちゃん!」
「っっ…!」
夕姫は突然の大きな音と声に驚き、咄嗟にシドの後ろに隠れる
「おいダイナー、大きい声を出すな。ユキが怯えている」
「おっとすまんすまん!そんでおじょーちゃんユキっていうんだ?」
「っっ…あの…僕女の子じゃないです…」
夕姫は声が大きくガタイのいい大きな男の人に気圧されて、シドの後ろに隠れながら自分が女の子であることを否定する
「え?!君男の子?!まぢか〜すげー可愛いから女の子なのかと思ってたぜ…」
「それよりダイナー。少し話があるから部屋を出るぞ」
「え?お、おぉ…」
「ユキ、私は少し用がある。この部屋で待っていてくれ。
何かあれば隣の部屋にいるから私を呼ぶように。」
そういってシドは頭を優しく撫ででくれた
「は、はい。」
「お、おいシド…お前どうしたn「行くぞダイナー」
シドは、今まで見たことがないシドの態度に戸惑うダイナーの言葉を遮り
2人で部屋の外に出ていった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 30