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絶頂 -3-
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武上が開発と称して櫻井の家に通い始め、それが何度に渡ったのか。その回数は櫻井もすぐには分からないほどになっていたが、期間にするとせいぜい一ヶ月と少しの間だ。
こんな作業に長い時間を取っていられないという思いから、櫻井も自身の開発に積極的になっていたが、今夜こそ櫻井は自分の判断を褒めたかった。
「失礼します」
来た。
「どうぞ」
櫻井はスーツのまま、ジャケットだけ脱いだ姿で武上を出迎えた。武上の視線が上から下まで動くのを櫻井は確認した。
「1つ質問をいいですか」
部屋に入り、櫻井が床に敷かれた布団の上に胡坐をかいたところで、そこに立ったまま武上が問いかけた。
「俺を迎える格好がいつもと違うことには、何か理由があるのでしょうか」
普段櫻井が武上を出迎えることはない。鍵は予め開けておき、全裸かパンツ一枚で部屋の中まで来るのを待つ。初めは奇を衒うつもりでやっていたが、今は完全に互いの時間の効率化が目的だ。
「それは……」
武上の問いに応える前に、櫻井は顔を伏せ、口をつぐんだ。それから、ためらいがちに武上を見つめ答えた。
「答える前に、俺も質問していいですか」
「……かしこまりました」
武上のリアクションは一瞬遅れた。櫻井が手のしぐさで隣に腰掛けるよう促すと、武上は一礼した後に片膝を立てて腰を下ろした。
「もう結構こういうことしてますよね、俺たち」
「最初に開発を行った日から今日まで38日、うち開発を行った日は延べ20日です」
「そーですか」
櫻井は投げやり気味に、言葉に笑みを含ませた。
「実際どうですか、俺の身体」
武上の視線がゆっくり櫻井に向かい、2人の視線が交差した。
「その開発とやらは、まだ不十分なんでしょうか」
武上は何も言わず、表情も変えず、櫻井のことを見つめ続けた。
「自分では割と……変わったと思いますよ、俺」
櫻井は視線を下へと移し、スーツを身に纏った武上の身体、そして中心の股間のところで動きを止めた。
「多分、身体だけでなく」
そう言いながら、櫻井は武上のネクタイに手をかけ、スルリとほどいて床に捨てる。櫻井から武上の服に手をかけるのは、今日が初めてだった。
「武上さんは、どう思いますか」
シャツのボタンを外し始めてなお、武上は無抵抗無反応。ただ、櫻井の指の動きを視線で追い続けるだけであった。
櫻井の言う通り、開発が順調に行われた結果、彼の身体は変わっていた。
いつも愛撫を受ける箇所の感度は格段に上がっている。アナルも指を難なく飲みこんだ上で、時折嬌声を上げるほどに感じるようになっていた。
ボタンを全て外して前をはだけさせると、筋肉で硬く分厚くなった武上の胴体が晒された。櫻井は唾液を一飲みした後、熱いため息を吐いた。
「体が変わると、気の方も変わってくるものですかね」
櫻井は武上の前に跪き、ベルトも外し、ジッパーを下ろす。
「最近、とてもじれったい気持ちになるんですよ……」
下着の隙間から、武上のペニスを手に取って外へと晒す。まだ下を向いたままのそれを見て、櫻井は唇を濡らした。
頭を咥えて、そのまま吸い込むように唇を滑らせて、根元まで飲み込む。
指示される前に櫻井が自分からフェラチオを始めるのも、今日が初めてだ。
「んん……」
ペニスは口の中ですぐに成長し、櫻井の首の角度も変わる。顎が上がったついでに、櫻井はペニス以外は未だ無反応の武上の顔を窺った。
いつもと同じ無表情、極めて落ち着いて見える。自分がこう出るのを予測していたのだろうか。
そうかもしれないと、櫻井は少しだけ思った。
「んっ……ふ……んん……」
唇から喉まで使い、首を動かして武上のペニスを扱く。その熱さ、味、臭い、喉を穿たれる苦しさに、体の中心が熱くなるのを櫻井は感じた。
櫻井が変わったのは、感度だけではない。
アナルを愛撫されてすぐに快感を味わうことが出来るようになった頃だった。武上のペニスを舐めながら、それまで反応することが無かった櫻井のペニスが勃起した。
櫻井は、男の身体に欲情するようになっていた。
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