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SMILEのNo.6 (2)
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「ルカ。呼ばれた理由はわかるかしら」
「ハハ、心当たりが多すぎてなんとも☆」
はてなとわざとらしく小首をかしげておく
気絶したレイを医務室へ押し付けて一息ついた頃
俺は呼び出されボスの執務室へ来ていた
やりすぎたのがもうボスの耳に入ったようだ
相変わらずお耳が早いことで ───
「はぁ、今回もまたやってくれたわね。
貴方にはいつも頭を悩まされるわ。あの子は他の子に
比べて優秀だけれど、ガーデンをでて日も浅い。
命に別状無かったから良かったものの下手を したら優
秀な人材が消えるところだったのよ。貴方のマスクま
で貸しちゃって」
ボスは呆れた口調でため息をついている。
だけどいつものように微笑んでいる様子を見るとそこまでお怒りではないようだ
「俺だって将来有望な新人が死なないようにちゃんと
配慮するつもりでしたよ。でもまさか1人でぜーんぶ
片付けちゃうなんて、驚きました☆」
「貴方のおふざけにも慣れたけど、今回はそれなりの
処罰を与えるわ」
「処罰はもちろんうけますよ。
俺もやりすぎた自覚ありますし☆ あとレイのことで
すが、あいつはもうシードとしてやっていけるとおも
います。
なんなら幹部クラスの実力をつけるのもそう遠い話で
はありません。まだ経験不足ですし、精神的にもまだ
まだですが」
「あら、貴方がそんなこと言うなんて珍しいわね。
たしかにあの子の能力の高さはここに来た頃から目を
見張るものがあったものね。
─── 教育係の貴方がそこまで言うなら考えておくわ」
そして全話に続くという訳さ☆
まさか幹部になっちゃうなんてボスもレイもほんと面白い
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