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✽古よりの教え✽ 5
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那由多の言葉に近衛は困ったように笑い手を離した。酔うている那由多を好きにさせていたらまずいと思い引き上げたのに、教えた韓非子の一説を引き合いに出され、思うようにはいかなかった。
明確な意図をもってされる手操りはもどかしく、那由多を欲する気持ちを膨らませるばかり。
ハッと息を吐くも下腹に力ばかり入り我慢がきかなくなっていく。
近衛はぐっと那由多を引き上げ貪る様に唇を喰らう。知恵と技、どちらも使うて翻弄され理性の箍が外れる様であった。きっと那由多の狙いはこれであろう。酔うと欲を隠しもせず、悪戯に私を煽り、それに翻弄され獣の様に貪り食らいたくなる。
「んあっ!...っっ、」
性急な手操りで身体を弄る近衛の様子に那由多は甘い声を漏らし緩く笑む。こんな風に求められれば気分が高揚し、身体が快楽に歓喜する。
近衛が痛和散を練り込んでいる間も那由多は悪戯に脚を滑らせ近衛を刺激する。恨めしそうな目で「こら」と窘められるもくすくす笑うてそれを止めない。
菊座に指が埋め込まれ、時折目を閉じるも近衛をじっと見つめ、自ら腰を揺らしだした。
欲する気持ちが高まり自分の指に痛和散を纏わせると、那由多は近衛の指に絡める様にして自分の菊座に指を挿れていく。
とばっ口を広げる様に動かされる指に近衛はふと笑い、チュッと那由多の頬に唇を寄せた。
「...随分いやらしい煽り方だ」
「ふっ、あ、...っ、...篤忠様が焦っておいででしたので、お手伝いしようかと。...お辛そうですし、」
脚を動かし膝で近衛の逸物を下から少し掠める様に動かすと、それだけで近衛はぴくりとした。
「...っ、...那由多は悪戯で困る」
「ふふふ、...んあっ、ああ、あ、あ、」
くちゅくちゅと中を弄る指に少し頭を振り、片手を近衛の首に巻き付け引き寄せた。耳朶を食み、そこで吐息を漏らしながら声を聞かせると、菊座を弄る近衛の手が激しさを増していく。
堪らず仰け反り、菊座から指を抜くと那由多はその手で自分の逸物を緩く弄り出した。
「もうっ、...はっ、...達きそうですっ、あ、あ、ああッ、」
先端を握り込み、出した子種を手で受け止めた那由多は、その子種を近衛の逸物に塗り込める。脱力しているも物欲しげな顔で見つめ「もう挿れて下さいませ」と近衛にねだった。
絶妙な動きで逸物を扱かれはっと息を吐いて苦笑する。愛しき者の甘美な誘惑に打ち勝つ術はどうやらない。韓非子や孔子の様な古の教えもこの場合は役には立たないなと近衛は那由多に従うことにした。
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