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カナたん見守り隊:2
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そこに居たのは攻略対象であり、カナたんの親友ポジを獲得している男……【谷村京也】だった。
攻略対象【谷村京也】
・日向高校3年A組帰宅部
・身長190cm
紫がかった黒髪オールバックにがっしりとした体型、一部の界隈では『ゴリヤ』と言われるほどの筋肉。
豪快な見た目と性格で、快楽主義。
俺はびっくりしすぎて、京也の顔を凝視して固まってしまった。
「……おい、何見てんだよ。」
京也は固まった俺にどう思ったのか、いきなり頭を鷲掴みしてきた。
小学生5年生で既に160cmを超えている京也は手も大きいようだ。地味に痛い。
……このゴリヤが!
俺はどうにか逃れようと腕をばたつかせる。
「……お前、下級生だよな。何しに来てんだよ。」
パッと京也が手を離し、じろりと俺を見下ろす。
「っ……人を……探してて……。」
「人?……呼んできてやるから、名前教えろよ。」少し考える素振りをして、京也が言った。
……いや、カナたん呼び出しとかそんなことできるわけないだろ。というか、カナたんは俺の事知らないんだから吃驚するだろ。
「大丈夫です。」
俺はニッコリと笑ってその場から離れようと後ずさる。そしてそのままダッシュで逃げた。
「は??」後方から京也の間抜けな声が聞こえた。
***********
さて、放課後になりました。
昼休みはカナたんに会えなかったし、ゴリヤに頭潰されかけた。
放課後こそはカナたんの行動を把握する!
いつも一緒に登下校している涼太には用事があると告げて、先に帰らせた。
今俺は1人で、隠れつつカナたんの下駄箱を見張っている。
まだカナたんの靴はあるから、学校内の何処かにいるようだ。
しばらく見張っていると、麗しのカナたんが現れた。
隣にはカナたんの同級生AとBがいる。
カナたんが上履きを脱いで、一瞬足裏が見えた。白い靴下なのに足裏も綺麗とかやばすぎる!汚れとは無縁なのか天使よ!流石です……!!
少し目がうるっとした。
運動靴を履いて、AとBと歩き出す。
俺はそれをバレないようにかなり後方からついて行く……はずだった。
「またお前か。」
俺の後ろから声が聞こえて振り返ると、そこにはゴリヤ……もとい京也がいた。
邪魔するなと俺が京也の目を睨みつけると、また京也は俺の頭を鷲掴んだ。
……なぜ?
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