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突っ込み役
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俺はバイトに合格した。
高校がバイト禁止の学校で、初めてのバイトの面接だったが、すんなり合格した。
週3日で夏休みの間はランチタイム~ディナータイムまで。
学校が始まったらディナータイムだけの契約だ。
松永の涙の理由は分からなかったが、俺の大学のそばでバイト先を決めた。
お酒も出す、オシャレなカフェ&バーのウェイターのバイトだ。
バイト先のウェイターの格好をするとバイト先の人間も言っていたが、かなりその格好が似合っていた。俺自身でもそう思う。
試験の時や今後入るであろう、サークルのことも考え、時間の融通の利くバイトだ。
バイト先には同年代や同じ大学の人間もバイトとして多く、自然と会話もあり、携帯の番号やメアドも交換するようになっていた。
そのうちプライベートな質問も増えて行った。
「長野君、彼女いるのー?」
「おるよ」
「どんな人ー?写メ持ってるー?みたーい」
「素敵な人だよ。写メはないな」
「えー、残念。今度みんなで飲み行こうよー」
「ごめん、彼女との時間作りたいから」
「えー」
うるせぇ。。。。。
松永の言っていたことってこういうことかな。
小さな嘘を吐かないといけないようになっていた。
園芸部の勧誘の時に
「俺の彼氏ぞ!!腕組んだり、体寄せるな!!」
と叫んだ時の周囲の目と言葉。
あれが脳裏に焼き付いている。
その後のコーラを渡してくれた時の松永の言葉。
こういうことなんだろうか。
あー、早く帰りたい。遅い夕食を作って待ってくれている松永のところに帰りたい。俺たちの家に帰りたい。
俺たちの世界に帰りたい。
「長野?どったの」
バイト先で知り合った同じ大学の同級生の戸田が声をかけて来る。
「世知辛い世の中やなあ、ってね」
「何言ってるんだか。そう言えば長野、サークル探してるって言ってたよね?」
「おぅ。サッカーしたいからサッカーの同好会かサークルでいいのないかな、と」
「サッカー!?俺、サッカーのサークル!!」
「おおー!!」
「一緒に来る?結構真面目にしてるし、今度練習あるから見学に来ればいい」
「行く行く!!」
偶然とは言え、いい塩梅だ。
一気にテンションが上がった。
帰って遅めの夕食を食べながら松永にそのことを話す。
「そっか、長野よかったね」
松永は俺の話を聞きながら微笑んだ。
なんだろう、少し寂しそうにも見えるが気のせいか?
松永はまだバイトを決め切れずにいた。
松永は接客業は元々人と接するのが苦手だろう、と自覚しているのか敬遠しているようだ。
「松永、接客業いけると思うよ」
「そうかな?」
「おぅ。松永笑っとくだけでいいと思う」
「え?」
「いや、笑うだけでいいと思う」
松永はよく分かってなさそうだ。
顔いいんだから笑っとけばなんとかなるものだ。
その場にいるだけで勝手にあっちから寄ってくるだろう。
「松永家庭教師はどう?」
「出来るかな?」
「教えるの上手やけん。いい先生になれると思う」
「うーん」
「登録だけでもしとけばいい」
「そうだね」
その夜も松永の部屋で一緒に寝た。
「長野、明日もバイトやん。寝ろ」
「昼間からやし、いいよ」
「よくなかろう。拘束時間長いんやけん寝とかな」
「ううん、やりたい。やったら元気になる」
「嘘つけ」
最初イチャイチャしていただけだが、俺が本気モードに移行するのを松永に牽制された。だがエッチになだれ込んだ。
「よいしょっ、と」
「え?」
松永を仰向けに寝ている俺の上に持ってくる。
「松永軽いなあ。腕で体重支えんでいいよ。俺の上に体重全部かけても重くないけん」
「長野の体とは違うけんね。分かった」
俺の体の横で松永の体重を支えていた、松永の腕が俺の体に抱きつく。
松永のパジャマをたくしあげ背中に回した手で松永の背中をポンポンと叩いたり、撫でたりしていた。
「松永」
「うん?」
抱きついていた松永が俺の顔を見る。
「入れたい」
「え・・・・」
離れようとする松永を抱きしめる。逃がさん。
「入れたい」
「ううっ・・・・」
「嫌?」
「嫌です。。。。」
「駄目?」
「ううっ」
「入れたい、駄目?」
この頃にはネットで得た知識を松永に試すようになっていた。
ネットで購入したローションもあるんだな、これが。
アマゾンは偉大だ。
また悲しいことに男の性(さが)で本能的に突っ込みたくなるものなのだ。
好きな人が目の前にいたら突っ込みたくなるものだろう。多分、俺がタチというやつだからだろうが。
モリクミの突っ込み、突っ込まれ予想は正確だった。
正解です、モリクミ。
最初の頃は松永は「絶対、嫌だっ!!」と泣きわめくように拒否したが「したい、駄目?」と泣き落すと折れてくれた。
ごめんね、松永。
でも気持ちいいんです。
「ううっ。。。。」
「ゆっくりする。ゆっくりするから。お願い」
「分かった。。。。。」
松永は洗面所に向かった。
漫画やBLのようにすぐ突っ込めるものではないのだ。突っ込まれる方はそれなりの準備というものがある。
奥多摩でテントで実は犯してやりたい(そんな妄想を抱いていた)と思っていたが、
「派手なことは出来んけんね」
と松永に牽制されていたから奥多摩では出来なかったが、一体感を得られる感触から松永に突っ込みたくてしょうがなくなっていた。
松永がベッドに戻って来た。
松永を下にして正常位の状態で指をゆっくり入れる。
松永が一番痛くないと言ったからいつも始まりは正常位だった。
「長野!!」
「痛い?」
「少し痛い。。。。。」
「ゆっくりするけん」
「うん」
松永が素直になる。
苦悶の表情を浮かべている松永の顔を見ながらすると余計に俺の息子が元気になる。エロく感じる。俺はSっ気があるんだと思う。
「入れていい?」
「う・うん・・・・」
「ゆっくり入れるけん」
俺の息子にローションを塗って松永の中に入る。
「うぁ。。。。」
「痛い?」
「少し痛い・・・」
「全部入ったよ」
腰を動かさず全部入れた状態で松永に抱きつく。
しばらくその状態で松永が落ち着くのを待って少しずつ腰を動かす。
「痛い?」
「ううん、大丈夫」
「気持ちいい?」
「なんか変な感じ」
「そか。早くしていい?」
「うん、って早い!!早いって!!!!うわああああ!!」
我慢できなくて松永の両足をガバッと持ち上げて腰を振る。
松永にベロチューしながら松永の表情を見る。
絶望と苦悶の表情が混ざった松永を見ると興奮した。
犯しているみたいで。
「長野!!お願い!!ゆっくり!!」
「んー?」
「お願い、ゆっくりして!!」
「もう1回」
「お願い、ゆっくり・・・・」
「可愛いなあ、もーう!!」
今は松永は素直だけど終わったら絶対頭叩かれるか頬つねられるな。。。。でも止められん。
「松永、イっていい?」
「早くイけ・・・・」
「中で出していい?」
「ダメダメダメダメ!!嫌だっ!!」
松永の中あったけー。むちゃくちゃ気持ちいい。この一つになった感じ。一体感。
俺の息子がビクンと反ったと同時に松永の中に出した。
「ううっ。。。。」
「ごめ。松永。中に出した」
「はよ、抜けよ!!」
「いいやん、少し余韻楽しもう」
入れたまま抱きしめる。長野ひどいよ、と涙目で言うのを頭を撫でてごめんごめんと言う。
そんな涙目にならんでも。。。。
「ごめんですむかっ!!」
「怒らんでよ」
「お前!!嫌がること無理やりするけんたい!!」
「松永気持ち良くないん?」
「・・・・たまに気持ちいいけど。。。。痛い時もある・・・・」
松永正直過ぎる。
つい笑ってしまった。
「何がおかしいんかっ!!抜け!!」
松永の中のふつーになった俺の息子を抜く。
「松永イってなかろう?イかせちゃーよ?」
「いいっ!!」
松永は怒りで枕にガバッと顔をうずめたかと思うと、すぐに、起き上がり洗面所に向かった。
俺もすぐ後を追う。
「ごめんって」
「ごめんで済ますな。。。。。」
「だって気持ちいいんやもん。松永も気持よかろう?」
「分からん。。。。」
「顔赤くするなってー」
「うっさい!!」
松永が思いっきり頬をつねった。
「痛い痛い痛い!松永痛いって!!」
「僕はもっと痛かった!!」
「ごめんって!!」
本当は嫌がる松永をいろいろな体位を試してやってみたかったがそれを言ったらまた松永に制裁を加えられるからやめておいた。
松永の怒る顔も好きだ。
怒っている顔を見たくて、この頃からたまにわざと怒らせてみたりしていた。
こんなこと書いたら、怒髪天の勢いで松永は怒るんだろうが。
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