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平凡腐女子ですよ
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何時もと変わらない朝を迎え
何時もと変わらず仕事を行い
車で見慣れた道を帰っていく
毎日平凡で、けれど平凡だからこそ幸せな毎日をおくっていた。
「ゆうー、仕事に遅れるよ」
23歳にもなって、1人暮らしもせず母親に起こしてもらうのは世間的にはだらしのない女に見えるだろう。まさに、伊藤悠はだらしのない女だった。
「わかってるって!準備も、もう出来たから!」
母親に急かされながら、慌てて玄関へかけていく悠は、何処にでもいる平凡な女性…よりかは、ふくよかな体型な女性であった。体型にコンプレックスを抱きながらも、ダイエットを続ける気力もなく、頑張る事は嫌いで怠けて生きていきたい悠。だが、仕事では怠けれるほど器用ではなかったので仕事自体は怠ける事はなかったが、その分女性らしさという部分でだいぶ怠けてしまった感が否めない。
そんな、女性が今まさにこれから新しい第一歩を玄関から迎えようとしているとはこの時はまだ、思いもしていないだろう。
「いってきます!」
古典的な、使い古された方法で
ーガチャ
「ん?」
自分の人生が変わるとは
「へ?外しろい…」
何も知らない悠には災難なのか
「ねぇ、みて母さん!なんか漫画みたいに外が白い!」
嬉しそうに話す悠には嬉しい事なのか
「何を言ってるの、いつまでたってもオタクなんだから…ほら、行ってらっしゃい」
「え、みえてないの?…なんだその、面白い展開は…私の頭がおかしくなったか、夢か…はたまた」
オタクで、腐女子の悠が自ら足を踏み出した瞬間だった。
「オタク名利につきる展開か!」
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