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今更やけど
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ー2月15日、バレンタインデー後の月曜日。
普段ならうきうきと登校するとこやけど、
今は男子校やし、チョコ貰えんわなぁ…
と、どことなくふて腐れながらマフラーに顔をうずめ
ポケットに手を突っ込んで家を出た
…ねんけど。
「おっはよ瑞希!ちょ、すごい荷物だなw
それ、もしかして全部男子から……!?」
「はよ、キラキラせんでや…。
ちょいコレ置くん手伝って?落ちそうやねん」
「うっはーモテモテ!男子から!!」
「ひと言余計やー」
教室着く頃には、貰えたチョコは予想に反して腕いっぱいになってた。
男にモテても…とは思うけど、嬉しいもんは嬉しい。
しばらく甘いのばっかになるけど、まぁええわ。
ちょっと疲れて、ふぅっと息を吐きながら自分の席に着くと、秀丸が待ってましたとばかりにカバンからお菓子を取り出した。
「じゃーん!俺からもバレンタイン!」
「……ポッキーて」
あっ、察した?とソレを嬉しそうにニコニコと顔の横で持つ秀丸。
なんつーか…腐男子ぶれへんなぁw
「男女でするもんちゃん?」
「なんでも男と男でするのがいいんです??」
「…急に熱入んなぁw」
でも知らん奴とかイヤやで?って言うたら
俊太くん行きやしょう!!って即答された。
できれば奏くんと直也くんもオナシャス!!
とまで言われた。欲張りかw
「ま、オモロそうやしええよ、行こか。」
「ッまじかまじかまじか!!!瑞希のそういうノリ良いとこ本当大好き!愛してる!!」
よほど嬉しかったらしく席を立ってきゃっきゃ騒いでる秀丸に、
「…そういうんは煌サマに言うて?w」
って茶化してやると
「なっ、あの人出すのは禁止だってば…!!」
と恥ずかしそうにちょこんと座り直しとった。
顔真っ赤やなw
何回言ってもいじり甲斐あるわ?…
とりあえず今は、直にHRやしって事でお菓子は全部片付けて。
ポッキーは休み時間に回る事になった。
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