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これがキュン死ぬってやつか
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理央はどうやら小さくなってしまったらしい。
信じがたい、現実にそんな事あんのか?漫画じゃねぇんだし。
でも顔は明らかに理央だった。
クイっと理央の顎を指で持ち上げる。
どうやら俺の事は分からないらしい。井下だけとかずりぃな。なーんか、納得いかねぇ。
琳、と俺の名前を覚えさせる。
眉は下がり、目を潤ませながら頬を染めて俺を真っ直ぐ見る理央は殺人級に可愛い。やべーわー…。
なんか変な気分になるわ。って、ショタコンとかじゃねぇからな?理央だからだ…ここ大事。
「桐島ー、理央が困ってんだろ」
「わりー」
顎から手を離すと理央はすぐにプイッと顔を背けて井下の腕にしがみ付いた。
あー?なんだよ……。
なんか、イラッとしてしまった。ガキ相手に何やってんだろな。
「こら、その態度は良くねぇんじゃねーの?」
「っ……」
「あ、おい……あんま虐めんな」
「井下甘やかすなって。…お兄さんにそんな事していいのかな?」
再び理央の頭を掴んで此方を向かせる。また目には涙を溜め始めた。
「理央君はお兄さんの事嫌いなの?」
「っ!」
ふるふると首を振る理央。
「じゃあお兄さんの顔みれるっしょ?」
「っ…〜〜」
目線を合わせ更に顔を近づけてジーっと見る。
改めて思うけどほんっと睫毛なげぇな…目もクリックリだし肌もすべすべ…大きい理央よりも少し暗い茶色の髪の毛もサラサラだし、唇も赤い。人形みてぇ。
こりゃ、小さいときもモテたんだろうな。
「…はず、かし…い…」
キュン
「……」
うっわ、なにこれ…
「ほら、恥ずかしってよー桐島。幼児にドSかますなよ…」
「桐島ばっかずりーぞー!!俺も優木のほっぺ触りたい〜〜もちもちしたい〜〜」
井下と前田の声も耳に入らないほど理央に釘付けになってしまった。
顔赤くしながら言われたら、もう…。
口を押さえながら暫く悶えるしかなかった。
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