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その8
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席に座った俺は榎谷くんの方を向く。
「榎谷くん、俺なにか変なこと言いました?」
「んー、変なことっちゃあ変なことなんだけど、まあ涼ちゃんは気にしなくてもいいと思うよう。あ、さっきの話の続きなんだけどねー「「「うおおおおおお!!!!!」」」
なんだなんだ、すごくむさ苦しい声がしたんだけど。前をみると鋼道くんが自己紹介をはじめようとしていた。なんだ、鋼道くんはアイドルみたいなかんじなのか?まあ、たしかに可愛いけど…
「みんなはもう知ってると思うけど、鋼道強ですっ!今年こそ柔道部でてっぺん取りに行きますッ!!よろしくね!」
だ、誰やあいつ……まさかの猫被りキャラだったのか、鋼道くんよ。まさにアイドル、芸能界にいてもおかしくないよ。というか美少女アイドルグループで売り出してそうなキャラだなあ。朝の鋼道くんはどこへ。
「でたー学校一アイドルに相応しい男、つよ*ぽん。」
「つ、つよ*ぽん……?」
なんだ、つよ*ぽんって。*はなんだ。
「そう、彼さー多分校内一可愛いじゃん?それであのキャラでしょ?女の子に飢えてる男たちはああやってアイドル的存在を作って崇拝してんの。ちなみにつよ*ぽんは芸名?みたいなのだよー。」
ほお…本物のアイドルなんだな、彼は。
彼的にどうなんだ、女の子扱いされて。
って、ノリノリってことは別に嫌ではないのか。
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