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その8
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「おい、桜はいるか。」
ガラリと大げさに扉を開いた彼は開口一番知らない人の名前を出した。
なんだあのイケメンは。なんというか武士道って感じの、剣道とかが似合いそうな。榎谷くんとはまた違ったかんじのイケメンだ。
「また来たぜ、アイツ。ほんと飽きねーな。」
なんだなんだ。なにが始まるんだ。
「どういうこと?」
「ああ、川口は知らないんだっけ?
いや、俺らのクラブに桜要っつーやつがいんだけどさ、あいつ、ホモざ……百崎が桜のこと狙ってて暇があればここ家庭科部に来んだよ。」
狙う?なにを?
「その桜って人は何か百崎さんの大切な物でも持ってるのか?」
「は?」
「え?」
しばし俺らの間に沈黙が流れる。そして、
「おい、まさかとは思うが知らないのか。狙うって意味。」
「?いや、だから何か百崎にとって大切な物を桜って人がもってて、それを狙ってるってことだろ?それがどうしt「嘘だろ!?おまっ、なにも知らねーのか!!??」
いや、だからどうして本郷先輩と同じこと言うんだよ。俺、何も間違ってねーだろ?
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