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8日目 ※←アンパンマン視点
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「え、おい!」
ばいきんまんに呼ばれたのを無視して1階へ降りる。
声が聞こえると我慢できなくなって襲いかねないし。
1階へ行くと、ちょうどパトロールから帰ってきたカレーパンマンがいた。
「お疲れさま」
「あ?ああ、アンパンマンか」
4回連続で『あ』を言ってるけど、よく噛まないなぁ。
何日も連続でパトロールしてるから気がたってるのかな。
「ごめんね、パトロール押しつけちゃって」
「気にすんな、いつもはお前に任せっぱなしだからな!」
ニカッと笑いながらそう答えてくれる。
さすがカレーパンマン、男らしい。
こんな彼が掘られる側なんだから人生何があるかわからない。
まあ、僕が謝りたいのはパトロールのこともそうだけど、
「食パンマンのことなんだけどさ?」
僕が食パンマンの名前を出した途端にビクッとあからさまに動揺するカレーパンマン。
「アイツがどうかしたのかっ?」
最後の方は声が裏返っていて、自分でもそれに気づいたようで少し顔を赤くしている。
「10日も食パンマンに会えないんじゃ、カレーパンマンも寂しいでしょ?」
僕がわざと茶化すように言うと、カレーパンマンは素直じゃない性格だから、
「別に寂しくなんかねぇよ!あんな奴帰って来なくたってっ....!?」
言っている途中でビクッと身体を震わせたあと床に座り込んでしまうカレーパンマン。
あーあ、残念。
「盗聴されてたんじゃない?」
僕もしゃがんで目線を合わせて言ってあげると、涙を溜めた目を軽く見開いた。
そんなに驚かなくても、食パンマンの事だしそのくらいしてもおかしくない。
むしろ、しない方がらしくない。
「カレーパンマンがあんな事言うから、食パンマン怒っちゃったんじゃない?」
だから、アナルに入ってるローターかバイブの振動を上げられたんだろうね。
必死に声を我慢して、可哀想に。
まあ、僕が原因なんだけどね?
「謝ったら?」
それが1番いいと思うけど、と僕が言ってもイヤイヤと首を横に振るだけ。
あ、なんかこのシチュエーションいいかも。
僕も、ばいきんまんが喘ぎ声聞かれたくなくて一生懸命になってるとこ見たいな。
いや、盗聴だから正確には聞くか。
あ、でも他の誰かにばいきんまんの可愛いところ見られるのは嫌だな、どうしよう。
僕がいろいろ考えてる間にとりあえずは食パンマンのお仕置きが終わったようで、カレーパンマンが立ち上がっていた。
ズボンが濡れてないって事は、貞操帯か尿道バイブかプラグでも使われてるのかな?
「ばいきんまんは....?」
「今は放置プレイ中」
「放置プレッ....!?あれ案外辛いんだからな!あんまりばいきんまんの事いじめんなよ!」
カレーパンマンには悪いけど、必死になってばいきんまんを守ろうとしているのを見ると、少しおかしく思えてくる。
「2週間前までは敵どうしだったのにね?」
「うっ....、今は関係ねぇだろ」
「まあ、僕の言えたことでもないしね」
僕に至ってはばいきんまんの事愛してるわけだし。
どうやってばいきんまんに僕のこと好きになって貰おうかな、身体はもう元には戻れなくなってるからいいとして。
ばいきんまん意地っ張りだけど流されやすいから、雰囲気でどうにかなるかな?
顔真っ赤にしながら「俺様も好きだ」って言ってくるばいきんまん....。
やばいすごい可愛い!
可愛いすぎて今すぐにでも押し倒しに行きたい!
さっきもばいきんまんが「アンパンマン!」て叫んでる幻聴が聞こえたし!
あぁぁ、可愛いぃぃ、可愛いよ、ばいきんまんんんん!
「大丈夫か?」
「え?なにがっ?」
「いや、なんか....机めっちゃ叩いてたから」
僕そんなことしてたっけ、完全に無意識だった。
時計を見てみると、ばいきんまんを放置してから1時間位経っていた。
少し引き気味のカレーパンマンに手を振って2階へ上がる。
「ごめん、大丈夫。じゃあ、僕もう行くね」
「おう....」
ばいきんまんの前ではちゃんと落ち着かないと、じゃないとなにをしでかすか自分でもわからないし。
今日は僕が満足するまで付き合ってもらおう。
そう思うと、自然と口角がつり上がるのを感じた。
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