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俺は自分が使うであろう部屋の前に置いてある自分の荷物を部屋に入れると、片付けを始めた
「しかしわざわざ荷物運んでくれるって、中々素晴らしい」
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しばらく経ち、大雑把ではあるが片付けを終えると、部屋を出てリビングに向かう
中央には白を基調とした小洒落たテーブルとソファが置いてある
俺は若干圧倒されつつもソファに腰を掛け、まだ見ぬ同室者の帰りを待った
しかし待てども待てどもお目当ての人物はやってこない
「…おっせーなぁー…」
玄関の扉を見つめ呟き、深いため息を吐く
どのくらいこうやって居るのだろう
外はもうとっくに真っ暗だ
突如襲われた睡魔に俺はうつらうつらと身を委ねて行った
____________
…ん…やべ…
起き、なきゃ…
微睡む意識の中不意に唇に柔らかい何かが当たるのを感じた
な、に…
これって……
「マシュマロ!」
ガバッと身体を起こすと目の前には訝しげに眉を寄せ俺を見下ろす男
こいつはー…
「ねぇ、邪魔だからそんなとこで寝ないでくれない?」
わざとらしくため息を吐く
この男は
「おっ、まえ…」
「良いから部屋に戻れよ、目障りだから」
そう、このムカつくイケメン野郎は…
「なっ、なんでてめーがここにいんだよ!!」
「は?自分の部屋なんだから当たり前だろ」
馬鹿なの?と言いたげな顔に俺の怒りは頂点まで達した
その結果
逃げ出した
「無理無理無理無理無理無理無理無理ッ!!!!!!!」
道行く人が振り返り俺を見る
今の俺はまさに奇行種だ
無駄に長い廊下を俺は陸上選手顔負けのフォームで全力疾走し、目的の部屋に着くとインターフォンを連打しまくった
1秒間に16連打くらい今の俺には余裕だったと思う
ガチャ
「はーい、迷惑だからやめてくださーいぶっとばしますよー、お?まこじゃん、どした?」
「真?」
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