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「うめええええ!!!」
食堂に来て最初の印象
まず人の多さ
この学園、こんなに人居たんだって思うほど人で溢れている
そして…
「うめえええええええ!!!!!」
「分かったって」
歩に軽く流されたけど、今の俺はそんな事微塵も気にしない!
マジで美味い!
正直言って俺の母ちゃんの作る料理より全然美味い!!
お袋の味ってまさにこの事だな
なんなの?
お前俺のお袋なの?
「何カツ丼と睨めっこしてんだー?」
両手で器を鷲掴みカツ丼を見つめる俺に達也が問いかける
「いや、ちょっと現実を逃避行してた」
ーーザワッ
「…ん?なんだ?」
急に周りが騒ついた
「二人ともどした?」
二人は何故か俺を見つめ…否、正しくは俺の頭上を見つめ呆気に取られた様に口をぱくつかせている
まぁでも、周りの反応とこいつらの反応
大方予想はつく
そして、その予想に外れは無いだろう
取り敢えず後ろを振り向く
「………やっぱり」
げんなりと眉を寄せ見上げると、案の定見知った顔が頭上にあった
「やあ、こんなとこで会うなんて奇遇だね」
ニッコリとわざとらしい、尚且つ白々しい笑みを見せる
「ハハハソウデスネ」
思わず引きつってしまった
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