アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
男心と秋の空?
-
ソーー・・・
まだ帰ってきてないな
扉を数センチ開け、その隙間から中を覗き込む
幸い天野はまだ帰ってきていないようだ
しかしなんだ
この姿、はたからみたらただの不審者のようだ
いやむしろどう見ても不審者だろう
ここはマイホームだというのにだ!
俺はそれから、己の現状哀れな姿を想像し、自己嫌悪に陥りながらも、そのまま普通に部屋に入りソファに凭れかかった
普段ならこのソファのモフモフに一瞬で伸され、そのまま夢の世界にDIVE TO BLUEなのだが
今の俺は違う
今の俺はというと、さながら救いを求め彷徨う堕天使…
答えを追い求めるあまり、楽園を追放されたか弱き子羊…
なんてゆーか、つまりそのくらい悩んでるってことだ
悩みの対象、それは勿論
天野 秀人…
「…何考えてんだ、あの野郎」
昼のことと言い、あいつの考えていることは一つも分からない
「二重人格か?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 44