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拘束
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あの後すぐに保坂は俺を離してくれて、荷物の片づけを手伝ってくれたり、荷物整理で忙しい俺に夕飯を作ってくれたり、城田が好きだから、なんて言って、いろんなことをしてくれた。
それはそれで助かるけど、ちょっと複雑な気分。
保坂は俺の好感度を上げようとしてやってくれてるんだろうけど…。
なんか、あからさまで、恥ずかしい……。
「…ごちそうさま」
「あ、俺片づけるから流しに置いといて。城田まだ荷物残ってるだろ?」
食器を持って立ち上がると、すぐに声をかけられる。
「……っ、あ、ありがと」
保坂の目を見ずにお礼を言って、食器を台所に持って行った。
保坂の方は見ていないのに、なんだか保坂が笑っているような気がして、顔が熱くなるのを感じた。
食器洗いや後片付けをしてもらったおかげで、すっかり荷物整理にのめり込んで、やっと終わったと気付いた時には保坂はすぐ後ろに立っていた。
「城田」
「っ!ほ、保坂…!?」
俺の腕ごと抱えるように抱きしめられて、抵抗ができない。
思っていたよりも力が強くて、体を捩ることすら上手くできなかった。
「保坂っ、離せよ…!」
「嫌だね」
「はぁ!?ふざけ……っ、ぁ…」
ぬるり、と耳に熱いものが這う。
すぐに舌だとわかって、慌てて逃げるように顔を背けたが、保坂は右腕を俺の体に回し、俺の左腕を掴んで固定して、反対の手で顎を掴んできた。
本当に、身動き取れない状態…。
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