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※ケイシ×栄一7
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「高校2年の夏の…ことでした」
栄一さんはぽつりぽつり喋り始めた。
ーー12年前の冬(栄一視点)
私には1つ歳上の幼なじみがいた。
その人の名前は優磨。私の通っていた学校の生徒会長を務めていて、大好きなお兄ちゃんだった。
その当時私は若気の至り…と言うか、少しだけヤンチャしていた頃だった。
そんな私はもちろん進学校であった高校では浮きまくりで、教師や生徒は私に目もくれず、いないも同然の扱いをされていた。
まあ、そんな周りから浮いてる感が、”誰も俺を分かっちゃいねぇんだ”みたいな恥ずかしい考えに至って、カッコイイと思っていたんだが。
けれど、そんな私にも優磨は優しく接してくれた。
いつものように喧嘩を買い、ちょっとしたケガを負った夜のことだった。
『うわぁ…栄一お前まーたそんなケガして!はあ…たっく、お前ん家行って、手当てしてやるから』
『あー?別に大丈夫だって、こんなもん』
『だめだ!お兄ちゃんは許しません!』
『めんどくせーなーもう…』
たまたまコンビニ帰りの優磨と出くわし、私の意見そっちのけで優磨は私の家へと上がった。
当初私は一人暮らししていたので別に何時に誰がこようと問題はなかった。
そしてこれがトラウマになった日だった。
『ヤらせてくんね?』
一通りケガの手当てをしてもらい、優磨を帰そうとしたとき。
優磨から発せられた意味不明な言葉。
『は…?何言ってんの…暑さで頭イカれたのかー?』
最初は冗談だと思い適当に流していたが、いきなり優磨に押し倒された。
『ガチだけど?なんかお前エロい身体してるし、一回男に突っ込んでみたいんだよね』
そう言うや否や優磨は私が穿いていたジャージを力任せに破り捨てた。
今まで売られた喧嘩は喜んで買っていたが、この時ほど恐怖を感じることはなかった。
『ちょ、おい優磨!?』
『るせぇよ』
シャツの中に手を差し込まれ、乳首をぎゅっと抓られた。
このままじゃまずい、と頭が危険信号を出しバタバタ暴れて逃げようと試みたが、武道を極めた優磨にはかなわなかった。
身体をきつく組み敷かれ、抵抗さえ出来ないようにされてしまい冷や汗が伝う。
『栄一』
耳元で囁かれぞわぞわと鳥肌が立った。
首を舐められ、鎖骨を噛まれ、破けたジャージの隙間から手を這わせられた。
身体はカタカタと震え、うまく呼吸ができないくらい硬直していた。
『優磨…やめ、ろ』
『大丈夫だって。気持ちよくしてやっから。挿れんのはその後』
舌が上半身から滑り落ちてきて、私の性器に触れた。
そのままゆっくり私のものを咥え、ぴちゃぴちゃと舐め始めた。
『ひっ、ぁ…やめ、ろって…!』
『嘘ついてんじゃねーよ。お前もエロい声だしてんじゃん』
楽しそうに笑い何度も舐める。
心は嫌がっても身体は否応無しに反応してしまい、それが更に優磨を楽しませた。
『ぁっ、く…んんァッ!』
『こら、動くなよ。舐めにくいだろ』
もがいてももがいても優磨から逃げることは出来なかった。
これこそが、もう二度と思い出したくない出来事だった。
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