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「誰か!!誰かいませんか?!」
口を動かしながらも
拘束を解くために動いているが、
縄が体にくいこんで痛かった。
その時だった。
「それで?ちゃんとやったんだろうな?」
「ぬかりはねぇよ、
ちゃんと知らせといたぜ」
さっき僕を拉致したやつと同じ声をした
奴が、たくさんの仲間を引き連れて
僕の元へ来ているのがわかった。
「あ…起きましたかぁ?」
僕の意識があることに気がついたある1人
の奴は、ニヤニヤとした顔で近付いてきた。
「あーあー可哀想に。
和也って奴が俺たちに舐めた態度
とったからいけないんだよ?」
ふざけるな…‼︎
先に襲ってきたのはそっちじゃないか!
それよりも…
もしかして僕を理由に和也たちを
呼び出すのか…?!
僕は男の言葉に、
瞬時に僕が拉致られた理由を
理解した。
卑怯な奴等め…
目だけでも。
そう思って睨んでると
「なぁ…」
1人の男が反応した。
「こいつ…ヤッちゃわねぇ?」
…殺る?
あぁ…殴られるのか。
でもそんなことされてる場合じゃない!
いますぐここから出ないと!
僕はなんとか逃げ出せるように
体を暴れさせた。
「ヤる?あぁ、いいぜ?
幸い…顔も悪かねぇ」
僕は逃げ出すのに必死で
そんな言葉なんて聞き取れなかったんだ。
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