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「く…来るな‼︎‼︎」
敵リーダーは俺を脅すかのように
要の首にナイフを当てている。
でも今の俺はいつもの俺じゃない。
理性が保てない、ただの獣。
要が使えないと判断したのか、
敵リーダーはすぐさま逃げようとする。
が、
逃げようとした敵リーダーを捕まえ、
コンクリートに押し倒し、俺はそいつに
乗った。
「どこを…刺してほしい?」
俺はまるで新しいおもちゃを使っている
子供のような無邪気な笑顔で、次々と言葉を紡いだ。
敵リーダーは顔面蒼白で、
涙を流し、震えている。
俺にとってその光景は、
人を刺す感覚には劣るが、何故だか
ブルリと身震いするような感覚を
覚えた。
「あ…ぉ…お前まさか…」
震えた声で敵リーダーは
俺に問いかける。
「そ…の…チョーカー…狂姫…なのか?」
狂姫?
なんだっけ。
それ。
あぁ…そういえば昔。
そんな通り名が付いてたっけ。
でもそんなことはどうでもいい。
ただ俺は刺したい。殺りたい。
それだけだから。
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