アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
✩
-
和也にぐいっと肩を引き寄せられ
抱きしめられた時。
あーあったかいな。
なんて、呑気なことを考えて。
数年ぶりの人の温もりを感じて動揺してる
自分を、胸の内に押し込んだ。
しばらくそうしていると
「あ、そうだ」
なんて和也が間抜けな声を出す
「あのさ、そのチョーカーはなんなの?」
…イタイところつくなこいつ。
「えっとね…これは俺が紅に入った時に
安達から貰ったものだよ」
俺はその時のことをわずかに
思い出し、目線を下に下げた。
そんな俺に和也は そっか と一言
呟いただけだった。
まぁさ、シリアスな話はこれでおしまい!
また、いつもの日常に戻りたいから。
「じゃ和也。この話は終わりね!
早く教室行こうぜー」
なんてわずかに痛みを感じながらも
俺は無理やり起き上がって
和也とともに教室を目指した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
79 / 130