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八城に迫られる
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「千鶴さぁ…男と経験あるやろ?」
今度はそんなことを言われた。
正直死ぬほど焦った。
だってそれは当たっているのだから。
なぜそんなことがわかったんだ、とか色々疑問はある。
けどそれだけは言って欲しくなかった。
俺はもちろん暴力は振るわれるけど、最初に言った通り、俺は兄貴共々美形なのだ。
だからただの暴力だけでなく、性的な攻撃も受けた。
何か知らない人に無理やり連れてかれて犯される。そんなこともう何度もあった。
もちろんそれは親父が仕掛けた。
最終的には自分の親父にも犯される。
そんなの、俺じゃない。
「そうならなんなわけ?」
「ふーん…そうなんや。嫌やった?」
嫌?当たり前だろ。
殺意すら湧いたんだ。もちろん殺すことなんて出来ないけど。
「当たり前だろ?周りはキモいおっさんだし、」
「なら、俺とヤらへん?」
八城はなんて言ったのだろう。
ヤる?何を?いや、わかってんだけど。
考えたくない。
「…お前、実はばか?」
「えぇーひどーい!俺イケメンやし、千鶴に一目惚れしてん。」
そんなことが人をヤッていい理由になるのだろうか?
「一目惚れとかまぁ勝手だけど、なんでそうなんの?」
「まぁ言うたら俺はお前を養いたい、それは保護者って意味やなくて恋人としてや」
話が突飛すぎて俺の頭はついていかなかった。
それはつまり俺を引き取ると?
はぁ?
「えーと…やっぱりあんた頭おかしいの?」
けどそいつがあまりにもおかしいから笑ってしまった。
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