アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
01
-
ある日部屋に帰ると、狛枝が俺のシャツでとんでもないことをしていた。片手に俺のシャツ、片手で自分のブツを握っていたのだ。
「おまっ…!! 狛枝…ッ!」
ずかずかと部屋に踏み込んで、シャツを取り上げようとする。しかし、右手に握り込まれた狛枝のブツを見て動きが止まった。
瞬間にブルリとふるえる。
「あ……………、ヒナタくん………」
びくびくと肩がふるえ、白濁が吐き出されるのが見えた。うわ、気まずい。
俺は無言でティッシュ箱を差し出した。本当は今すぐこの部屋を立ち去りたかったのだけど。
「ありがとう………」
まなじりを下げて、へらへらと笑う狛枝。普段は真っ白に近い肌の色に赤みが差していて、なんとも色っぽい。
…色っぽい?
ガサガサとティッシュで処理する音を背中に俺は座り込んだ。
「…なあ、…それ…俺の」
「うん………。ヒナタくんのだよ。ゴメン…我慢出来ずに借りちゃった……。汚してないからしんぱいしないで」
背中合わせでボソボソしゃべる不思議な声色が耳に届く。
「…でも、きちんと洗って返すから、今日夜借りていい?」
だって、ヒナタくんの匂いがするんだ。一緒に寝てるみたいに。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 8