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ローションありませんね
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ソファに座りながら、氷で頬を冷やしている。
その足元には、薬箱を確認する今日あったばかりの隣人。
人様に手当してもらってよい怪我じゃないだけに、ただただ申し訳ない。
「動かしますね」
そっと足首を掴まれた。
部屋の中でもめた時に足首あたりを机にぶつけたのが見つかっていたらしい。
内出血してるらしく色が青く変色している。
痛みにビクついた足を気にしたそぶりもなく、塗り薬に指を突っ込んでいる。
「・・」
なんか、うん。...エロい。
ごめん。わかっている。いけないことだって。でも、だって、どーしろと?????
指が半透明な薬をすくい取った。
俺の狂った脳みそは、
「ローションありませんね。ワセリンでいいですか?」と言ってたっぷり指に…って、
ほんとーにごめんなさい。
真に申し訳ございません。
会って数十分の原田君への罪悪感が積もり積もって、なんでド変態のくせして生きてんだよと言ってくる。
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