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ドM思考
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丁寧に塗り込むように薬を塗られる
長くて太い指が動くのを見つめながら、入れられたら気持ちいだろうなと思った。
患部を押さないように優しく塗ってくれているが、それでも痛みは感じる。
優しくて気持ちい痛みが足から脳に這い上がってきて、吐息が漏れそうになる。
意識して普通に息を吐いた。
ドM思考に脳みそを支配されかけるが、また勃起するなんていう失態は絶対におかせない。
さっき抜いたんだから我慢しろよ。
お前ははやればできる子だ。
そう息子に心の中で話しかける社会不適合者がいた。
痛いのが好きなんでしょ?って言っていきなり殴られた時の萎えを思い出すんだ。
一生懸命ヤられて萎えたプレイで頭を埋める。
「痛くないすか?」
もっと痛くても平気です、という煩悩を捨てきれない心の俺の意見を抹殺する。
「大丈夫、ありがとう」
無表情なのに手つきはすごい優しいよな。
彼氏の癖に俺のお願いを一個も聞いてくれなかったクズ野郎とは大違いだ。
「顔にも塗りますね。足冷やしといてください」
顔を冷やしていたアイスパックで足首を冷やすようにすると顔にも塗り薬を塗られる。
手が届きにくい背中というわけでもないし、自分でも治療できるのになぜこんなに優しいのだろうか?
「なんでこんなに優しくしてくれるの?」
会ったばかりのド変態ホモ野郎に
思わず口にでた質問だったが、口に出した後に後悔した。
女々しすぎる。
「かわいそうだったから」とかきっとそんな理由を聞いて楽しい気分になれるはずがない。
優しさに理由なんて求めるなよ。
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