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1.秘密の手紙4*
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そのまま荒川さんの手を引き剥がそうとしたけど、さすがに無理だった。体格に差がありすぎる。
「だったら、俺の言うことを聞くことだな」
「くっ……ぁ、あっ……!」
僕は大した抵抗もできないままで、荒川さんの手がまた動き始めた。今度は親指で突起を潰すようにこすられ、あまりの激しさに変な声が出てしまう。
「ひ、あっ……、ん、ぁ、やめ、て、ください……ぁ……!」
「本当にやめていいのか? ここで止めたらお前の好きな奴は寮中に知れ渡るぞ。当然栗原にもだ。もう二度と栗原に口きいてもらえないだろうなぁ、中森?」
僕が1番恐れていることを、荒川さんが当然のように言い放つ。
「嫌だ……それだけは……」
僕だって僕なりに本気で栗原が好きなんだ。同性同士だとは分かっていても、希望を捨てきれないぐらいには。だから、その希望を断ち切られるのは何より耐え難い。
止めることができないのなら、早く終わって欲しかった。この場合、何を終わりとみなせばいいのだろうか。普通、男女でこういうことをするときは、挿れる挿れないどちらにしても、男が射精して区切りをつける。
まさか、この地獄のような時間も荒川さんが射精するまで終わらないなんて、おぞましいことは考えたくなかった。だけど、あり得ないとは言えない。むしろ可能性の高い話だ。
「よし、そろそろ俺のをしゃぶってもらおうか」
僕の予想通り、荒川さんは胸を責めただけでは満足していなかった。
「え……っ」
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