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2.見えない終わり8*
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荒川さんは自慰を始めた僕をニヤニヤしながら眺めていた。絡みつくような視線で余計に萎えてしまいそうだ。
この視線が栗原のものだったら、もう少し興奮したかもしれない。
「ぜんぜんイきそうにないな。やっぱりこれがないとダメなんじゃないか?」
だけど、現実としてまた僕の後ろにあてがわれているのは、荒川さんの無駄に大きな男性器だった。僕と違って放出したばかりなのに、その怒張は全く衰えを知らない。
「……それがあるからダメなんです」
嫌悪感と疲れを隠しきれず眉を顰める。荒川さんに背中を向けているおかげでその表情が見られることはなかった。でも、それはそれで荒川さんが余計に調子に乗りそうだ。
案の定、荒川さんはまた僕を突き刺した。
「く…………、っ、あっ、あ……!」
感じるところだけを執拗に責められて、声が抑えられない。自慰なんかよりもずっと刺激が強かった。
気持ちいい。だけど、やめてほしい。
僕は早く尽きてしまいたいと願いながらも、大嫌いな人から快楽を与えられるという現実から逃れたかった。
「あ、い、嫌だ……っ、あ、ひぁっ、とめ、て、あっ、やめて、くださ、あ、あっ、ぅ、ああぁっ……!」
どんなに心が定まらなくても、身体のほうは限界が近かった。
「俺の、チンコでっ、イっちまえよ! 中森!」
荒川さんが鼻息荒く叫びながら、一層激しく僕を突き上げる。その衝撃を全身で受けながら、僕は絶頂を迎えた。
「あぁっ、あっ、やっ、あああぁぁっ! ……ぁ……んっ……ん…………」
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