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2話【ストライク・ザ・ペン!!!】
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絵翔「√2です」
先生「正解だ」
今は5校目の授業中である…が球輝は気持ち良さそうに寝ている。この時間いつも寝てるよな〜ご飯食べた後だからかな?寝顔可愛いな〜
先生がぐっすり寝ている球輝に気づく、それに対して凄いイライラしている
先生「次の問題は難しいぞ?誰に当ててやろうかな…」
ガッツリ球輝を見ている
やばい、球輝に次の問題当てるつもりだ、あの先生寝てる生徒に厳しいからな…なんとか起こして答えを教えないと…次の問題の答えは…3かな、でもどうやって…席がこんなに離れてると…そうだ!
俺はメモに答えを書いてペンに挟める
これを球輝に当てて、このメモを見れば!よ〜し、駆け抜けろ!ストライク・ザ・ペン!!!
俺は球輝の頭を目掛けて勢いよく投げつける。モーションの割にペンは勢い無く山なりに飛んでいき球輝の2個前の席の田中君の横に落ちる
嘘だ…え?真っ直ぐ投げたつもりなのに…え?山なりに、しかもあんな所に…
先生「佐藤に当てようかな〜お?寝てるじゃないか、誰か起こしてやれ」
俺は…球輝を救えなかった…無念…
絵翔は燃え尽きたぜ…と言わんばかりにげっそりしている。球輝は隣の人に起こされ凄い寝起きの顔をしている
先生「おはよう佐藤君、ぐっすりだったね〜」
球輝「おはようござい…はっ!」
球輝は我に帰る
球輝(やばい…この先生はやばい、答えられないと死ぬ!)
先生「この問題を答えれたら許してやろう、もし間違ったら反省文5枚だ、制限時間10秒、さぁ答えてみろ!10…9…」
球輝(やばい、やばい、どうしよう…そうだ絵翔!助けて、かい…と!?)
絵翔はげっそりしている
球輝(凄いげっそりしてる!え?どうしよう、どうしよう…)
先生「7…6…」
球輝(やばい、やばい…)
田中が振り返り笑おうとした時ペンを見つけ、それを拾う
田中(このペン誰のだろうなんか紙挟まってるし…)
球輝(あれは…絵翔のペン!でもなんであんな所に…あいつ俺を起こそうと!そしてあの紙はきっと答え…よし田中…それを広げるんだ、広げろ…広げろ!)
田中が紙を広げて不思議そうにそれを見ている
球輝(見えた!)
先生「3…2…1」
球輝「3!答えは3です!!」
先生「正解だ…あてずっぽうか?」
球輝「いや〜ちゃんと勉強してたからですよ〜」
先生「嘘つけ、いつも赤点ギリギリなやつが何を言っているだ!」
教室に笑いが広がる
球輝(ありがとな、絵翔、助かったぜ)
授業が終わり球輝は田中にペンを返してもらって絵翔の所に行く
球輝「か〜い〜と!ありがとな、助かったぜ!」
絵翔はまだげっそりしている
絵翔「何がストライク・ザ・ペンだよ…」
あれじゃ、「へなちょこ・な・山(サン)」だよ…
球輝(えぇ!?よくわからないけど凄い落ち込んでる!!俺を起こせなかったことに落ち込んでるのか?)
球輝「絵翔、あんま気にすんなよ、俺が寝てたのが悪かったんだから…」
絵翔「いや〜なんかさ、ここまで運動神経が悪いと思わなかったよね…」
球輝「あ、そっち?」
絵翔「球輝の頭はおろか田中の頭も撃ち抜けなかった…」
ちゃんと狙ったのに…
球輝(なんか怖いこと言っている、意味がわからない)
絵翔「は〜誰か俺の頭を撃ち抜いて…」
そう呟くと球輝は俺のおでこにデコピンをした、そして…
絵翔「いてっ…ん?//」
球輝は座ってる俺の後ろから抱きしめてきた。そして俺の肩の上から顔を出して俺の目を見る
球輝「放課後さ、キャッチボールしようぜ!少しはコントロール上がるかもだし、お前ともたまには運動したいしよ!」
近距離で球輝の無邪気なスマイルが炸裂、これはずるい
絵翔「う、うん…//」
球輝「よっしゃ!早く学校終わらないかな…楽しみだな〜」
球輝のその顔はずるいよ…いつもなら断ってたけど、今回の事もあるし、たまには運動もいいかな…そう思えた
END
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