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序..1
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「あはあああああぁッ!!!」
夜のプロフィテーギ帝国第三子息の部屋から、
悲鳴とも甘い声とも取れる叫びが響いた。
「いやっ、はっ、はっ…はぁん、や、あ…あああん!!」
胸の辺りまで髪を伸ばし、
手首をベッドの柵に縛られている20歳前後の女性が、髪を振り乱して喘ぐ。
フッ。
その部屋の主・ルーノは、
女性の喘いでいる姿を涼しい顔で見て小さく笑った。
ルーノが手に込める力を強めると、その女性は更に声を高く上げる。
自分が鳴かせているというのに、
月明かりが映り込んだルーノの瞳には、侮蔑の色しか無かった。
***
女性が意識を飛ばし、黙りこくってから暫くすると、
使用人がルーノの傍に跪いた。
ルーノは使用人の方には目もくれずに言う。
「明日は違うのを。」
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