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戦いの天使..2
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ルーノが呟いただけでは、それに気付かずヒソヒソ話すのを止めない者も居たが、
ルーノが立ち上がると、流石に全員気付いたらしく黙る。
黙って、作戦を指示されるのを待つ。
ルーノは自軍の状況をリアルタイムで表示したスクリーンに目を走らせると、
連絡班の兵士の方へ振り向いた。
「第5から第7小隊までをチィエラルコへ。
それ以外の小隊は基本配置のままでいい。
チィエラルコ東部へは対人、対車共に地雷散布を許可、
中央寄りにはワイヤー式がいいだろう。
西部では装甲車を使用しても良いが、あくまでも防御に徹しろ。
以上。」
「はっ、はい!
正当なる采配を貴方様に!!」
連絡班の兵士は顔を輝かせて恭しく敬礼すると、作戦本部を後にした。
彼が立ち去るとルーノは何人かに個別に地雷散布の隠蔽工作を依頼すると、再び椅子へと深く腰掛けた。
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