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強制..5
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ガチャ…
俺は妙に穏やかな気持ちでぼーっとしてたが、
不意にドアが開く音が聞こえて身を強張らせた。
姿を見なくても分かる。
あいつ、ルーノしか居ない。
静かな足音は真っ直ぐ俺の方に向かってきた。
また、あんな想いをしなきゃなんねぇのか?
こんな捕虜生活は、いつまで続くんだ??
俺は、どうしようもない事を知りながらも、
ルーノが来る方向とは逆の方向に顔を向け、ぎゅうと目を瞑った。
足音はベッドの隣で止まり、
すぐ傍にルーノが居る気配がする。
背中から、嫌な汗が流れた。
でも。
「お腹、減ってるでしょ?」
ふわりと俺の髪を撫でながら、
ルーノは優しく俺に話しかけた。
恐る恐る目を開いて、顔をルーノの方に向けるとルーノは、
ストローが既に差されているプラスチックのコップを俺に差し出している。
こいつ、何考えてんだ??!
そう思いながらも、無言のうちに勧められるがままに、ストローを口に含み、一口吸う。
寝ながらだからかなり飲みにくかったけど、
その野菜と果物のジュースみたいなやつはうまかった。
しかもルーノは、俺が飲み終えると、心底嬉しそうな顔をする。
昨日とのギャップがありすぎて、俺は頭ん中がこんがらがった。
でもやっぱ、第一印象が正しかったんだと思う。
その証拠に、
ルーノは空のコップを近くのベッドサイドのテーブルに置くと、
突然服を脱ぎ始めたからだ。
上半身裸になったルーノはベッドに腰掛け、
俺の太ももを緩慢な動作で撫でる。
無反応を貫きたくても、
恐怖に正直な俺の身体には凍り付いた。
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