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気持ち..7
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俺は目を閉じる。
全ては上手く行った。
そう思ったから。
けど、どうやらそれは違った。
不意に、上からかかる重みが無くなって目を開けると、
そこには服を脱ぎ始めているルーノが居た。
「ちょっ…ルーノ??!」
俺が上半身を肘で起こして驚いているのも無視して、
ベルトを弛めながらベッドから降りたルーノは、ズボンと下着を一気にずり下ろす。
靴下なんかも乱雑に脱ぎ捨てたルーノは、
俺が逃げる暇も与えず、ふわふわと笑いかけながら、
再びベッドに乗ってきた。
ヤバい……
冷や汗が全身から吹き出る。
どうやらルーノは、俺がこういう行為も含めて肯定したと思ったらしかった。
ルーノが俺に跨がって俺の頭を抱き抱える。
俺が判断に迷って、抵抗を躊躇してる間に、
ルーノは鼻先で髪の下の俺の髪を探り当てると、
ペロペロと耳の外枠を舐め出した。
「……ッ?!
る、ルーノ、待て、って…」
嫌よ嫌よも好きのうちだと思ってんのか、
ルーノは俺の耳を舐めるのをやめない。
ピチャピチャと耳許で濡れた音。
ルーノの息。
肌と肌が触れ合う感覚。
それらは俺に、昨日までの悪夢を呼び起こさせるのに十分すぎる刺激だった。
「離れろっ!!!」
作戦がどうのとかも忘れて、咄嗟にルーノを自分から引き剥がす。
こっちはこんなに気持ち悪くてしょうがねぇのに、
なんてツラしやがる!!
訳が分からないと俺を見たルーノに腹が立ったっていうのもあって、
俺はルーノに思った事をまんま叫んだ。
「お前さ、俺がお前を受け入れたとか、
本気で思った訳!!?」
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