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あの夏の日
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「っばかっ!っざけんなっ!」
力いっぱい晴海から逃れる。
「立花……。」
「やめろよ!」
バカ野郎。
あの日俺がどれだけ晴海にこうしたかったか、お前は知らないんだろう。
ずっと、晴美にしたかった。
10年前のガキだった俺が、ずっと晴美にしたかったこと。
結局、何もできないままふられて、転校して、会うことすらできなくて。
忘れようと必死だった。
毎日、晴海の事ばかり考えて何も手につかなかった。
「立花……ごめん。もう傷つけないから。もう一度、あの頃みたいに笑ってほしいんだ。」
「晴海……。」
ゆっくりと晴海の唇が重なる。
ゆっくりと床に押し倒されて、服を脱がされていく。
流されてるんだろうか。
それでも、この手を拒むことができない。
「立花。好き。大好き。」
ちゅっちゅとついばむようのキスを何度もされる。
くすぐったい。
「っ……るみっ……はるみっ……。」
夢中で晴海のキスを受け入れる。
それはしだいに深くなっていって、舌を絡ませあう。
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