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「あッ……そこ、は……!」
「すぐに泣きたい程良くなる。オレに身を委ねてろ」
腰から下へ滑り込ませた手で奏の臀部をするりと撫で、男は自信たっぷりにそう諭した。
だが何の裏付けもないその言葉だけを信じられるほど楽天家ではない奏は不安を滲ませ瞳を揺らす。
「ぅ…あっ……」
しかし、彼のその様子に気付きながらも男の手は止まらない。
いや、止められなかった。
相手を思うならもっと時間をかけるべきだと理解していたが、男にその余裕はなかった。
"早く奏を味わいたい"
そんな身勝手な想いは男の下半身に熱を集め、固くなったもどかしい自身の欲望を奏の下腹部に押し付ける。
「っ!」
「分かるか?お前が欲しくてこうなっているんだ。お前もそうだろう?」
「んぁ…っダメ…!今触られたら…ッ」
「だったら舐めてやろうか?」
「!?もっとダメだったら!あっ…!ほんとに、ダメ…っ!」
抵抗する間も与えず奏の下半身を露にさせ、戸惑いながらも欲情の反応を示すモノを口に含んだ。
最初は暖かく生き物のように蠢く舌に抵抗していた奏だったが、次第に恍惚な吐息を小さく漏らす。
男はその素直な反応をひどく懐かしく想った。
「あ…ぅ…っ、……んッ」
「まだ出すなよ?ココも慣らさないと──」
「やっ…!?ダメっ、待って──っぁあ…!」
男の唾液と奏の透明な体液で濡れた指は奏の不安をよそにあっさりと根元まで飲み込んだ。
内膜を擦り、敏感な所を刺激し、奏の体は男の指を素直に悦ぶ。
吐き気がするほど甘く泣きたくなるほど切ない情欲。
それは奏にある予感を感じさせた。
「あッん…、僕…っ、アンタに抱かれた事、ある…っ」
「!まさか…思い出したのか?」
「ううんっ、でも…知ってる。アンタの指…っ感覚…、この気持ち…、僕はあんたが…っ…!」
「もう黙れ。言葉はいらない。オレに乱されるお前が早く見たい」
突如引き抜かれた指に息を吐く。だが気は抜けない。
熱を宿したままヒクつく秘所の入口に熱され脈動する男の杭が宛てがわれた。
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