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「──!?」
ベルゼブブが向けた視線の先に目を遣れば、そこにはいつ来たのか気配すら感じなかった彼の姿がある。
「こんな場所で何をしている?オレとの契約を忘れたか」
「…忘れてない。けど、僕はっ…」
「言い訳は無用だ。契約を破れば処罰の対象となる事は知っているな?今すぐ戻るか処罰を受けるか、どちらを選ぶ?」
驚愕した奏の様子に気付いたが何も触れず、アスタロトは冷たい声音でそう問いかけた。
彼のその一言で容易く怒りを感じた奏は、気まずい雰囲気に言葉を詰まらせ次の行動を起こせず俯くばかりだ。
──煩わしい
本当はすぐにでも寄り添いたい二人の本心を見抜いているベルゼブブにとって、この二人の態度はあまりに幼稚で呆れさえ感じる。
「なに意地張ってんのさアスタロト…。アンタがそのん態度なら──」
「あっ──」
「っ!」
「コイツ、ボクのモノにするけどいい?」
ベルゼブブは背後から奏を抱きしめ、絡みつかせるように腕を這わすとアスタロトに見せつける様、奏の服の中に手を滑り込ませた。
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