アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
「幸せ」のち「絶望」
-
おれはしばらく手をさしだされたままかたまっていたけど、いしきをとりもどしてそっと綱吉さんの手をにぎった
すると、綱吉さんはうれしそうにほほをゆるませギュッとまたにぎり返してくれた
城みたいな家?の前にたつと黒い柱?みたいなもんがかってにひらきだした
「......綱吉さんて、何者...?」
ボソッとつぶやいたことばを聞いていたのか、隼人さんがそりゃそうだな、と自慢げにうなづいていった
「なんたって10代目はマフィアの頂点に立っている御方だからな!!」
そういわれたときおれは、おれの中で色づいたせかいがいっしゅんにして真っ白になっていくのを感じた
呆然としたおれのすがたを見て、隼人さんが〔はっ!〕と口を押さえ、綱吉さんはしまった、と顔をゆがめた
「...綱吉、さん..は、マフィア....なの、か?」
おれは、『うそだと言ってくれ』と心の中でおもいながら綱吉さんのことばをまった
すると...
「...そうだよ 俺はマフィアの頂点、vongolefamilyのボス..沢田綱吉だ」
と言った
ただおれは、そのことばより綱吉さんのひょうじょうに驚いていた
─どうして、そんな悲しそうな顔をするんだ...?─
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 9