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焦燥 千夏side
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昼休みもあと1.2分で終わるころ。
晴から電話がかかってきた。
「もしもーし。晴、奏太くんが帰ってこないんだけどー。そろそろ授業始まるんで返してもらえますかー」
『悪い、今すぐ旧校舎に来てくれ。
奏太が北村に連れ去られた』
「……は!? まじで言ってんの!?」
『こんな冗談言わねえよ。
急いでくれるか』
そういえば。
教室を出て行く北村を見かけたような…
なんてことだろう。
私の不注意のせいで、奏太くんが。
「…今すぐ行く!!!」
私は自慢の足で駆け出した。
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