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謝罪
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「本当に、申し訳ありませんでした」
上半身だけベッドから起こした僕に深々と頭を下げてるのは、北村さんと北村さんのお父さんらしき人。
「あ、あのっ、頭を上げてくださいっ
別に覚えてないですし、全く気にしてませんからっ」
そう言うと、2人は更に困った顔をする。
「でも…」
「ぼ、…私も悪かったんです!
北村さん、朝のことまだ謝ってなかったよね…
北村さんは私のこと考えて注意してくれたのに、突っかかるような言い方してごめんなさい。
これからは、ちゃんと時間を見て行動するね!
…だから、おあいこってことにしませんか」
なんとなくにへっと笑ってみると、今まで微妙な顔をしていた北村さんたちもふっと笑ってくれた。
良かった…!
「…ありがとう」
「…本当に、良い子じゃのぅ……」
北村さんと北村さんのお父さんと僕は、顔を見合わせて笑う。
隣で複雑そうに見つめてくる晴くんの視線に気づきながら。
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