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好きなヤツ 晴side
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本当は学校なんてサボってしまいたかったけど、奏太に行くように言われたから真面目に登校した。
奏里は奏太の学校に行ってるらしく欠席だし、北村も欠席だった。
そして、学校が終わってすぐにでもお見舞いに行きたいのに、女子が付きまとってくる。
「ねぇ〜、今日どう?
みんなでカラオケ行こうよ!」
「お持ち帰りしてもいいんだよ?」
そんな下世話な会話をしてゲラゲラ笑って、楽しいのだろうか。
「悪いけど」
俺ははっきり言うことにした。
「俺はもうお前らと寝る気はない。
他を当たってくれ」
そう言うと、女子は予想もしていなかったのだろう、あんぐりと口を開けている。
「な、なんで…?」
そのうちの1人が聞いてきたので、素直に答えた。
「好きなヤツ、できたから。
そういうわけで、悪いな。じゃ」
クラス中が大きく目を見開いて一斉にこっちを見たのに気付かないふりをして、俺は病院に向かった。
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