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勝負7
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「た、かつきっ、ひぅ、たか、ぁ、つきっ」
「っぅん?」
高槻が俺の頬を撫でた。
暖かい、優しい。
「たかつきっ、あ、た、かぁっん、あっやっ動くなってぇっ…ひあっ!」
高槻が俺の腰を持って、下から俺を突き上げる。自分で動いているのと高槻からの刺激で、頭の中がぐちゃぐちゃになるくらい気持ちいい。
「だ、めって…っそんな、し、たら、あっあっ、俺、もっひ、あっやら、ぅあっあっ」
「気持ちいい、でしょ?」
「いっ、けどっ、あっ、ひ…んっぁんつよ、いって、あんっ」
うまく息が出来ず苦しい。
だけど、最高に気持ちよくて、
頭が回らなくて、
心の奥に飲み込んだ言葉が、
気持ちが、
「たか、つきぃっ、あぁっ、おれで頭、いっぱい…っ?お、れしか、見んなっん、おれし、かっ笑うな、ぁ、おれしかっ」
溢れる。
「ん…、っふ、ぁ、…っ」
「…神田くん……」
堪らなくなって、涙まで溢れた。
「ど、どうしたん…?」
「し、らねー!た、だ、おれは、お前が!おれだけの、モノになったら、って思ってたら勝手に……っ!」
ひどい、ひどい嫉妬
誰に?
分からない。たぶん俺以外のやつ全員。
俺ってこんなにめんどくせぇんだっけ?
高槻のことだけ、
俺がこんなになるのは。
伝えたいことがたくさんある。
うまく伝えられない、伝える手段を俺が知らないんだ。
どうやったら、気づいてもらえるかな?
好き、好き。
そんな言葉じゃ足りないんだ。
お前が、全部、ぜんぶ、欲しくてたまらない。
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