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ある日の朝、教室に入るといつものように南が挨拶してくれた
そこに数人のクラスメートがやってきた
「なあ、聞いたか 。南、宮下」
相手はニヤニヤ楽しそうに話を持ちかけるが、噂話に疎い俺たちは首を傾げた
「なにを?」
聞くとそいつらは輪になり話出した
「隣のクラスの紀伊ってやつホモらしいぜ 。
相手は誰だか知らねえけど」
「ホモ」という言葉を聞いてドキっとした
自分のことを言われている気分で話に乗れる気がしなかった
俺が黙っていると、南が気づいたのだろう
「まあ恋愛なんて人それぞれだしな」
と軽く流した
だけどそいつは南の言葉に流されず言葉を返した
「いやでもさ。気持ち悪くね?ホモだぜ?」
その言葉が深く突き刺さった
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