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輪にいた男子も「だよな」だの「人それぞれっていっても実際無理だろ」と話し始める
「なあ、宮下もそう思うだろ?」
そいつの言い方は同意を求める言い方だった
「っ....」
言ってしまえ、自分の身を守る為には「気持ち悪い」って
自分でも今までそう思ってきたじゃないか
そんなことが頭をよぎるが一向に言えずにいた
「ぁ...っ」
声を出せずにいると男子は眉を寄せたが、南が口を挟んだ
「もういいだろその話は。
それより昨日のサッカーさあ、」
南の言葉で、輪にいた男子は自然と話が逸れ、テレビの話や授業のことやらで飛び交った
しばらく話しているとチャイムが鳴り、みんなそれぞれの席に着き始めた
南が小声で「あの話題、気にすんなよ」と言ってくれた
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