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回想3
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監禁3日目。メイドに代わり、執事長の英二が秋人の部屋へ食事を持っていく。
朝というのに秋人の部屋はカーテンを閉め切っているせいで真っ暗だった。
「秋人様、起きていらっしゃいますか?」
英二が声をかけるが返答はなかった。朝食をテーブルへ置き、カーテンを開けてまわって秋人の側へよる。
秋人はゆっくり上半身を起こし、今にも崩れてしまいそうな顔で見上げた。
「えいじ……俺はなにか、悪いことをしてしまったのか?」
訳もわからないまま母と引き離されて、親しい友ももういない。一変してしまった環境の変化についていけないでいるのだ。
無理もない……まだ五年しか生きていないのだから。
「何も……何もしておりません。貴方はただ、巻き込まれただけなのです」
そう伝えるが秋人は理解できず、募る感情のままにクッションやぬいぐるみを引き裂いていった。
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