アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
走り去る姿は安定の如くうざいです
-
「おー、ありがとー。あ、でもあのたぬき…教頭先生には言わないでくれよ。怒られんの俺だから」
「隠してない、隠してないですよ!松岡先生!」
「南田、無理やり聞いた身のして無礼なのはわかってんだが俺も教師だ。どうするかちゃんと南田の口から聞きたい」
「ダイジョーブだよ。まっちゃん。ちゃんと言えるって。俺とまっちゃんのダブルパワー全開だよ?最強とも言って等しいぐらいだよ特に俺」
グッショブ!な手の形をして親指を俺に向けるポーズをする。
「おい、パーソナルパラメーターどこいった」
「…俺、薫のところ、行ってくる!」
「え?あっ!ちょ、おいっ」
アキはBダッシュの如く校内へ走り去って行った。
「はっはっはっ、じゅぎょーちゅー。…あいつ根性あるな」
「……変な時に発揮します」
「まぁ、いいや、あいつだけ課題3倍にしてやるよ…」
まっちゃんが俺の肩にポンとおき学生の俺らには恐ろしい一言を放った。
ドンマイ、アキ。俺は庇わない。触らぬ神に祟りはない。
「南田は度胸あるよな」
「そりゃあ、まっちゃんの授業抜け出すぐらいですからねぇ」
「そうじゃなくて。瀬良に同性愛暴露した事だよ。親しい人にほどその事を暴露出来る人間なんてそうポッポいるもんじゃねぇ。特にお前らの年じゃあもっと難しいだろ」
「別に仲良くないけど…」
「ずっと一緒にいるじゃねぇか。ツンデレはよせよ」
ツンデレじゃありません。ツンデレは2次元だからこそ許される。現実のツンデレなんてウザいだけだっつーの。
「スゴイと思ってるよ」
「南田のことか?」
「うん。俺には例え男を好きになったとしても同性愛なんて出来やしないもん。メンドくさい」
「面倒臭いんだぁ?」
「だって異性もそーだし同性にも目を向けなきゃいけないじゃん。俺さ自分でもわかるくらいに嫉妬心が強いんだよね。いわゆる独占欲ってやつ」
「ふーん…。まっ、今は偏見を持ってないって事だけでもいんじゃね?その年でそこまでいけば何の問題もないと思うぞ」
「やだ、まっちゃんイケメンっ!…ホント、歳いくつなの?まっちゃんまだ若いよね?」
「おー、タヌキさんよりは若いぞー」
「当たり前でしょっ」
「さっ、授業はじめるぞー!」
「まっちゃん!!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 53