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意識し始めました
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休日の朝。平日と同じ通り、6時過ぎに起きた。これといって用事はないだけど…。
布団から出れば少しは頭が目覚める。ん〜、それでも眠いなぁ。
「…パソコンどうなったかな」
僕、神戸葉月には悩みがある。それも現在進行形なのだ。
思い切って相談した相手もまた悩みの当人となっちゃって…。
「……あ、」
立ちあがったパソコンを見れば昨日の今日で返信が。
ニックネームは太陽さん。ふふっ、ホントだ。運命みたい。
うゎわ、こんな優しいこと書いてくれるなんて……ん?
‘月さんは浮気した彼と今後どうするかよりも幼馴染みにとった言動を気にしてますね。
あ、もしかして最初からそちらでしたか?でしたらすみません。俺が勝手に勘違いしてしまいました。’
んん?
‘浮気した彼と今後どうするかよりも幼馴染みにとった言動を気にしてますね。’
んんん?
‘浮気した彼“よりも”’
‘幼馴染みを気にしてますね。’
あ、れ?
っ!!いや、まっ!ちがっ………く…な、いかも…。
機械をいじることに関してビギナーさを感じさせない素早さで僕は自分の相談したページを開いた。
…確かに彼のことが書いてある行よりも、幼馴染みのことにの方が3行多い。彼よりも幼馴染みのことがメインに書かれていることが文章を読み返して感じられた。
あ、れ。無意識だった。
あれ。あれ。やっ、ちょっと待って…。
ウソでしょ…。
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