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保健委員長
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克樹君は、
「保健室で薬借りよう」
と言って、二人で、昼休みに、保健室に行ったら、鍵が閉まっていました。
「保健委員の人に鍵開けてもらおう」
「保健委員って誰だっけ?」
「先生でいいか?」
「あ、あの先輩、保健委員長だよ」
三年生の保健委員長が、廊下をこっちに向かって歩いて来ました。
「あ、あの人、俺も知ってる。あの人のお母さん、病院の婦長さんだから」
と克樹君が言いました。
「先輩、鍵開けてください」
「うん、今、開けるよ」
鍵を開けてもらって、中に入りました。
「君って、木島先生の」
「です」
「君は、一年の学級委員の子だよね?」
「です」
「あの、悪いけど、昼休み終わったら、鍵返しといてくれる? ほんとは、当番だから、いなきゃいけないんだけど」
と言われました。
「いいですよ」
僕は、ラッキーと思いました。
「よかった。いつも全然人来なくて、暇なんだよ。じゃあ、お願いするね」
と保健委員長は、言いました。
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